エルニドのベストシーズンはいつ?乾季・雨季・海況・旅行時期の選び方を徹底解説

エルニド ベストシーズン

透き通るラグーンや絶景アイランドホッピングで人気のエルニド。エルニドは乾季と雨季がはっきり分かれ、旅行時期によって天候や海況が大きく変わります。この記事ではエルニドのベストシーズン、雨季の注意点、月別の気候変化、旅行者が失敗しないポイントまで、初めての人でもわかりやすく徹底解説します。

目次

エルニドのベストシーズンは「12月〜5月」

エルニド

エルニドの特徴(どんな場所?)

エルニドは「フィリピン最後の秘境」と呼ばれるほど自然が美しい地域で、透き通るエメラルドグリーンの海、石灰岩がそびえるラグーン、無人島のような白砂ビーチが点在しています。

観光の中心は アイランドホッピング(A・B・C・Dツアー) で、ビッグラグーンやスモールラグーンといった世界的にも有名な絶景スポットを巡るのが魅力です。

町自体はコンパクトで、海沿いにホテルやレストランが並び、徒歩で移動できるほどの小さなリゾートタウン。自然を感じるアクティブ派にとって理想的な旅先です。


乾季の「12月〜5月」がベストシーズン

エルニドのベストシーズンは、天候が安定し海が穏やかな 乾季(12月〜5月)

晴れの日が続き、雨がほとんど降らないため、海の透明度が上がりツアー催行率も高くなります。

● ベスト中のベストは「1月〜3月」

この期間は風が弱く波が穏やかで、

  • アイランドホッピング全ツアーが安定開催
  • ラグーンの透明度が高い
  • 船の揺れが少ない
  • 景色を遮る雲が少ない

まさに「エルニドの黄金期」といえるコンディションが続きます。

● 4〜5月は暑さが増すが、観光はしやすい

乾季後半にあたる4〜5月は気温が上がり蒸し暑くなるものの、海は比較的穏やかで、晴天日が多く観光に向いています。


ベストシーズンは旅行者が集中する

乾季のエルニドは世界中から旅行者が集まるハイシーズンです。

  • ホテル料金が上がる
  • 人気ツアーが満席になりやすい
  • ビッグラグーンは入場制限あり(事前予約が必須)

そのため 1〜2ヶ月前の予約が安心

直前になると理想のホテルが取れないことが多いので注意が必要です。

エルニドの気候特徴(乾季・雨季)

エルニド

エルニドは「熱帯モンスーン気候」に属し、年間を通して平均27〜30℃前後の温暖な気候が続きます。

ただし、乾季と雨季で天候や海況が大きく変わるため、旅行時期の選び方が非常に重要です。


乾季(12月〜5月):晴天が続くベストシーズン

乾季は晴天率が非常に高く、雨がほとんど降らない完璧な旅行シーズン。

海は透き通り、波も穏やかで、エルニドの絶景を最も美しく楽しめる時期です。

特徴:

  • 雨が少なく天候が安定
  • 海の透明度が高くラグーンが美しい
  • ボートが揺れにくくツアー開催率が高い
  • 気温:27〜30℃で過ごしやすい
  • 湿度も低めで快適

特に 1〜3月は“黄金期”。アイランドホッピングA〜Dツアーはほぼ毎日開催され、極上のコンディションを体験できます。


雨季(6月〜11月):スコール・風・波の影響を受けやすい

雨季はスコールや強風が増える季節で、海況が不安定になりやすい時期です。天候は回復しやすいものの、ツアー催行への影響が出ることがあります。

特徴:

  • 雨やスコールが増える
  • 風が強まり、波が高くなる日が多い
  • 海の透明度が下がることも
  • アイランドホッピングが中止・内容変更される場合あり
  • 台風シーズン(8〜10月)と重なることも

雨季でも午前は晴れ、午後に雨という日も多いですが、乾季に比べてツアーの安定度は低め なので、柔軟なスケジュールが必要です。

エルニドの月別気候比較表

エルニド

エルニドは気温こそ年間を通して安定していますが、降水量・天候・海の穏やかさは月ごとに大きく違う のが特徴です。

旅行時期を決める前に必ずチェックしておきましょう。

平均気温降水量天候・海況の特徴旅行快適度
1月約27℃少ない晴天 + 穏やかな海で最高★★★★★
2月約27℃少ない海が最も透明でツアー安定★★★★★
3月約28℃少ない乾季ピーク、暑くなり始める★★★★★
4月約29℃少ない暑さ強まるが海況は良好★★★★☆
5月約30℃やや増える蒸し暑いが観光向き★★★★☆
6月約29℃増える雨季入り・スコール多め★★☆☆☆
7月約28℃多い風が強く海が荒れやすい★★☆☆☆
8月約28℃多い台風の影響を受けることも★☆☆☆☆
9月約28℃多い天候不安定・海況悪化★☆☆☆☆
10月約28℃多い雨季後半・まだ不安定★★☆☆☆
11月約28℃減り始め乾季へ移行し始め快適に★★★☆☆
12月約27℃少ない乾季スタートで理想的★★★★★

● この表でわかること・旅行者のポイント

  • ベストは1〜3月(天気・海況ともに完璧)
  • 12月・4〜5月も十分に旅行向け
  • 雨季(6〜11月)は風や波に左右され、ツアー中止が起きやすい
  • 気温は安定しているが、湿度・降水量・風が旅行の質を決める

ベストシーズンでも気をつけること

エルニド

エルニドの乾季(12月〜5月)は理想的な旅行時期ですが、“ベストシーズン=完全に安心” ではありません。

自然が相手のエリアなので、準備不足だと想像以上に疲れたり、予定が崩れたりすることもあります。

ここでは失敗を防ぐために、乾季でも注意したいポイントをまとめます。


● 紫外線が非常に強く、肌トラブルが起きやすい

乾季は晴天が続き、日差しが常に強烈です。

ボートツアーは数時間直射日光を浴びるため、うっかり対策不足だと一日で真っ赤に焼けてしまうことも珍しくありません。

対策:

  • SPF50+の日焼け止めを頻繁に塗り直す
  • ラッシュガード・水中用レギンスを着用
  • 帽子・サングラスは必須
  • 船上ではタオルで肩を覆うなど工夫

● ボホールやセブと違い「船移動が長い」ので酔いやすい

エルニドのアイランドホッピングは、船での移動距離が長く、波の影響を受けやすい のが特徴です。乾季でも多少揺れる日はあります。

対策:

  • 酔い止めを必ず持参(ツアー出発30分前に服用)
  • 空腹すぎる/満腹すぎる状態で乗らない
  • 船の中央〜後方に座ると揺れが少ない

● ベストシーズンは人が多く、ツアーが混む

乾季は世界中から旅行者が集まるため、人気ツアーやレストランは混雑します。

特にビッグラグーンは 人数制限 があるため、乾季はすぐ満席になります。

対策:

  • Aツアー(ビッグラグーン)は事前予約必須
  • 朝一番の出発便を選ぶと混雑回避
  • ホテルや代理店で早めに手配

● 日中の暑さ・熱中症に注意

乾季は湿度が低いとはいえ、気温は30℃近くになり、ボート上や散策中は体感温度が高くなります。

対策:

  • 水は多めに持つ(ツアー中は補給できないことも)
  • 午前中にアクティビティ、午後は休憩が最適
  • ホテルはエアコン必須。扇風機だけの宿は厳しい

● 乾季でも突然のスコールはあり得る

エルニドは山が多く、天候が局所的に変わりやすい地域です。乾季でも一時的にスコールが降ることがあります。

対策:

  • 防水バッグ・スマホ防水ケース必須
  • 荷物は少なめ・濡れて困るものを持ち歩かない
  • 雨が降ってもすぐ止むので過度な心配は不要

● ベストシーズンは値段が高い

乾季はハイシーズンに当たり、ホテル・航空券・ツアー料金が高騰しやすくなります。

対策:

  • 1〜2ヶ月前には予約
  • キャンセル無料プランで早期確保
  • 島内の中心地「エルニドタウン」より
     コルオンコルド地区の方が割安な傾向

FAQ(よくある質問)

エルニド

Q1. エルニドのベストシーズンはいつですか?

一番おすすめなのは 乾季の12月〜5月 です。

特に1〜3月は晴天率が高く、海の透明度も最高で、すべてのアイランドホッピングツアーが安定して開催されます。


Q2. 雨季(6〜11月)でもエルニド旅行は可能?

可能ですが、スコールや強風の影響でツアーが中止になる日が増えます。海が濁りやすく、台風シーズンと重なる8〜10月は特に注意が必要です。


Q3. 乾季でも雨は降る?

はい、乾季でも短時間のスコールは起こります。ただし雨はすぐ止むことが多く、旅行に大きな支障はありません。


Q4. ベストシーズンはツアーが必ず開催される?

ほぼ開催されますが、100%ではありません。自然が相手のため、強風の日は稀に中止になる場合があります。


Q5. ベストシーズンのホテル料金は高い?

はい。乾季はハイシーズンとなり、人気ホテルは特に値段が上がります。1〜2ヶ月前の予約が安心です。


Q6. 船酔いしやすい人でも大丈夫?

乾季は波が穏やかですが、酔いやすい人は酔い止め必須です。アイランドホッピングはボート移動が長いため、事前対策が安心です。


■ まとめ

エルニドのベストシーズンは 12月〜5月の乾季

中でも 1〜3月は天候・海の透明度・ツアー催行率がすべて最高レベル で、ビッグラグーンやスモールラグーンを最も美しい状態で楽しめる時期です。

乾季後半の4〜5月は暑さが増すものの、依然として観光に適しており、晴天率の高さから多くの旅行者が訪れます。

一方、6〜11月の雨季はスコールや風の影響を受けやすく、海が荒れたりツアーが中止になったりするため、旅行の自由度は乾季に比べて低くなります。

気候の特徴を理解し、

  • ベストシーズンを狙う
  • 船酔い対策
  • 日焼け対策
  • 早めの予約

を意識すれば、エルニドは想像以上の絶景を見せてくれる最高の旅先です。

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