フィリピンの「セブ島」のベストシーズンはいつ?セブ島は透明度の高い海、美しいビーチ、アイランドホッピングが人気のリゾート地。この記事では、セブ島のベストシーズン、月ごとの気候、注意点をわかりやすく解説。短時間で必要な情報だけ知りたい人向けに、簡潔で実用的な内容にまとめています。
セブ島の特徴

南国リゾートと都市が一体化した“ハイブリッド型リゾート”
セブ島はフィリピンで最も人気の高いリゾート地のひとつで、透明度の高い海 × 白砂ビーチ × 都市機能 がすべて揃った万能エリアです。
海だけのリゾートではなく、ショッピング・グルメ・街歩きも楽しめるため、「リゾートに行きたいけど不便なのは嫌」という旅行者に最適です。
世界的に有名なビーチとアイランドホッピングが魅力
セブ島の最大の魅力は、豊かな海と多彩なアクティビティ。
特徴的なスポット:
- ナルスアン島・パンダノン島 … 白砂ビーチが広がる定番アイランドホッピング先
- ヒルトゥガン島 … 熱帯魚とシュノーケリングが楽しめる
- モアルボアル … イワシの大群“サーディンラン”が見られる海
- オスロブ … ジンベエザメと泳げるスポット(世界的に有名)
透明度の高いエメラルドグリーンの海でシュノーケリングやダイビングが楽しめ、初心者から上級者まで満足度の高い海のアクティビティが揃っています。
セブ島は「マクタン島」と「セブシティ」で楽しみ方が大きく変わる
旅行者が訪れるエリアは主に2つに分かれます。
● マクタン島(リゾートエリア)
- 高級リゾートホテルやプライベートビーチが多い
- 空港から近くアクセスが良い
- アイランドホッピングの出発地になる
- 海重視の旅行者におすすめ
● セブシティ(都市エリア)
- ショッピングモールやレストランが豊富
- 歴史スポットも多く街歩きが楽しい
- 物価が安くローカル感も味わえる
- グルメや買い物を楽しみたい人に最適
“海を楽しむならマクタン・街を楽しむならセブシティ”という明確な違いがあります。
レストラン・ショップ・モールが充実して旅がしやすい
セブ島には大型ショッピングモールが複数あり、海遊びの合間でも楽しめるのが強みです。
代表的なモール:
- SMシーサイド(巨大モールで飲食店多数)
- アヤラモール(旅行者に人気・治安良好)
- SMシティ セブ(買い物や食事に便利)
レストランも多く、フィリピン料理・韓国料理・日本料理・カフェなど種類が豊富で、“食”の選択肢が多いのも魅力です。
セブ島はアクセスが良く、初めての海外リゾートにも人気
日本から直行便で行けるため、「初海外」「初リゾート」でも安心して旅できる のがセブ島。
- 成田・関空から直行便あり
- 空港からマクタン島のホテルまで約20〜30分
- 英語が通じるのでコミュニケーションも取りやすい
海リゾートの中ではアクセスの良さもトップクラスです。
セブ島のベストシーズンは「12月〜5月」

乾季(12〜5月)は晴天が多く、海も安定して“最高の旅行時期”
セブ島のベストシーズンは 雨が少なく、海が穏やかで透明度の高い乾季(12月〜5月) です。
この時期はフィリピン特有のスコールも少なく、天候に左右されず観光や海のアクティビティを楽しめます。
特にセブ島の魅力である
- アイランドホッピング
- シュノーケリング
- ダイビング
- ホテルのプライベートビーチ遊び
これらの「海の楽しみ」を最大限満喫できるのは乾季ならでは。
特におすすめの期間は「1〜3月」
乾季の中でも 1〜3月 は気候のバランスが最も良い“黄金期”。
特徴:
- 気温が高すぎず過ごしやすい
- 湿度が低く、日本の夏より快適
- 海がとてもクリアで写真映え抜群
- アクティビティが中止になるリスクが少ない
船酔いしやすい人でも参加しやすいほど海が落ち着いており、初めてのセブ旅行にも最適なタイミングです。
4〜5月は暑さが増すが、海遊びには最適
4月・5月はフィリピン全体で「一年で最も暑い季節」に突入します。
気温は30〜33℃前後まで上がり、日差しも強烈ですが、雨はほぼ降らず海は安定。
ポイント:
- 暑さは厳しいが海は最高
- 水温も上がり泳ぎやすい
- 海の写真映えがさらに良い
- ホテルのプール滞在が快適
暑さ対策ができれば、海リゾートを満喫するには非常に良い時期です。
ベストシーズンの魅力まとめ
- 雨が少なく晴天率が高い
- 透明度の高い海でアクティビティが最高
- ツアー中止リスクが小さい
- 夕焼けが美しい(ビーチ・クルーズどちらも良い)
- 旅行中の天候トラブルがほぼ起きない
セブ島の魅力を100%味わいたいなら、乾季に行くのが失敗しない選び方 です。
セブ島の月別気候まとめ

| 月 | 気温の目安 | 雨量 | 海の状態 | 天候の特徴 | 旅行快適度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 27〜29℃ | 少ない | とても穏やか | カラッと乾燥・快適 | ★★★★★ |
| 2月 | 27〜30℃ | 少ない | 透明度が最高 | 晴天が安定 | ★★★★★ |
| 3月 | 28〜31℃ | 少ない | 適度に穏やか | 夏らしさ増す | ★★★★★ |
| 4月 | 30〜33℃ | かなり少 | 穏やか | 暑さピーク | ★★★★☆ |
| 5月 | 30〜33℃ | 少ない | 海がクリア | 蒸し暑いが晴れ多い | ★★★★☆ |
| 6月 | 28〜31℃ | 増える | やや不安定 | 雨季入り・スコール増加 | ★★★☆☆ |
| 7月 | 28〜30℃ | 多い | 荒れやすい | 雨・湿度が高い | ★★☆☆☆ |
| 8月 | 28〜30℃ | 多い | 不安定 | 台風影響が出やすい | ★☆☆☆☆ |
| 9月 | 28〜30℃ | 多い | 不安定 | 雨季ピーク・天気読みにくい | ★☆☆☆☆ |
| 10月 | 28〜30℃ | 多い | 不安定 | 雨季後半・回復少し | ★★☆☆☆ |
| 11月 | 28〜30℃ | 減り始める | 改善していく | 乾季へ移行 | ★★★☆☆ |
| 12月 | 27〜29℃ | 少ない | とても穏やか | 乾季スタート・快適 | ★★★★★ |
● 表から分かるポイント(旅行者向け)
- ベストは 1〜3月(すべてが最高の時期)
- 4〜5月は暑いけど海は最高クラス
- 6〜11月は雨季で天候が不安定
- 台風リスク:8〜10月
海・天気・快適さのバランスで選ぶなら「12〜3月の乾季前半」 が圧倒的におすすめ。
月別のおすすめ度

● 1月:一年で最も快適なベストシーズン
1月は乾季の始まりで、晴天が多く湿度も低め…外を歩いても汗をかきにくく、海の透明度も高いためアクティビティに最適です。
初めてのセブ島旅行ならこの時期が一番失敗しません。
おすすめ度:★★★★★
● 2月:天気が安定し、ベストシーズンのど真ん中
2月は「晴れ・気温・海」のすべてのバランスがよく、どのアクティビティも快適。
船酔いしやすい人でもツアーに参加しやすく、海遊びの満足度が高い時期。
おすすめ度:★★★★★
● 3月:夏らしさが増し、海の透明度も高い
日差しが強くなり夏らしい雰囲気が増しますが、まだ過ごしやすい時期。
海もきれいで、写真映えする季節。アイランドホッピングの満足度が高いタイミングです。
おすすめ度:★★★★★
● 4月:暑さは強まるが、海遊びには最適
4月になると一気に夏の暑さに。
ただし晴天が続くため、海のコンディションは非常に安定しており、「海が目的なら最高」「街歩きはちょっと暑い」という時期です。
おすすめ度:★★★★☆
● 5月:蒸し暑さはあるが泳ぐには最適
湿度が上がり蒸し暑くなりますが、海の状態は安定しており、水温も高く快適に泳げます。
ビーチやプール中心の旅行ならかなり楽しめる時期です。
おすすめ度:★★★★☆
● 6月:雨季に入り、スコールが増える
天候が不安定になり、突然のスコールが起きやすい季節。
長時間の雨ではないものの、海況がやや荒れやすくなり、アクティビティ中止の可能性も少し出てきます。
おすすめ度:★★★☆☆
● 7月:湿度が高く、外歩きが大変
雨、湿度、スコールが増えるため、海の透明度が下がりがち。
朝は晴れていても午後から一気に崩れることも。屋内メインの旅行なら問題ないですが、海目的には少し不向きです。
おすすめ度:★★☆☆☆
● 8月:台風の影響を受けやすい時期
フィリピンに台風が来るのは主に8〜10月。
大雨や強風の日も増え、海況がかなり不安定になります。旅行自体は可能ですが、海アクティビティは中止になりやすい季節です。
おすすめ度:★☆☆☆☆
● 9月:雨季ピークでスケジュールが読みにくい
まとまった雨の日も多く、海の透明度も落ちやすい時期。
外出が制限されることもあるため、「絶対に海で遊びたい人」にはおすすめしにくい月です。
おすすめ度:★☆☆☆☆
● 10月:雨季後半で徐々に回復
まだ雨が多いものの、後半にかけて少しずつ天候が安定。
旅行しやすさは上がってくるものの、海目的の人にはまだ慎重に選びたい季節です。
おすすめ度:★★☆☆☆
● 11月:乾季に向かって天候が安定し始める
雨が減り始め、晴れの日が増えるタイミング。
本格的な乾季にはまだ早いですが、旅行しやすくなります。安く旅行したい人には狙い目の時期。
おすすめ度:★★★☆☆
● 12月:乾季スタートで快適さが一気に増す
12月は乾季が始まり、晴れの日が多くなります。
気温もそこまで高くなく、外歩きも快適。クリスマスシーズンで街も華やかになり、旅行の満足度が高い季節。
おすすめ度:★★★★★
ベストシーズンでも気をつけること

● 日差しが非常に強い(乾季は特に要注意)
12〜5月の乾季は毎日のように晴れるため、紫外線量は日本の真夏以上。
水上アクティビティでは反射光でさらに日焼けしやすく、1日で真っ黒になるほど強烈 です。
対策:
- 日焼け止め(SPF50+)をこまめに塗り直す
- ラッシュガードやサングラスが必須
- ビーチで長時間直射日光に当たらないよう注意
とくに海に出る日は“焼けない対策”がとても重要です。
● 4〜5月は暑さのピークで体力を奪われやすい
気温は30〜33℃、体感では35℃を超える日もあります。
街歩きするとすぐに汗が出て、疲労がたまりやすい時期。
対策:
- 観光は午前中と夕方中心にする
- 水分・塩分補給をこまめにする
- 帽子はほぼ必須
- 冷房の効いた施設で休憩を挟む
暑さで体力を消耗しやすいため、無理のないスケジュールが大切です。
● 乾季でも“急なスコール”はゼロではない
乾季は雨が少ないとはいえ、熱帯特有の「急に黒い雲 → 10分だけ強烈な雨 → また晴れ」というスコールが発生することがあります。
対策:
- 薄い折り畳み傘があると便利
- スマホやカメラは防水ケースに入れる
- 海ツアーは多少の雨でも催行されるが、波の状況は都度チェック
スコール自体は短いですが、荷物の防水は必須です。
● ベストシーズンは観光地・ツアーが混みやすい
12〜4月は旅行者が最も多く、人気ツアーは満席、ビーチは混雑しやすい時期。
対策:
- アイランドホッピングは事前予約が安心
- 人気スポット(カワサン滝、オスロブ)は早朝が◎
- ホテルは最低1〜2ヶ月前の予約が理想
特に年末年始・春休みは混雑が顕著です。
● 海は穏やかでも“日によって風や波の強さが変わる”
乾季は基本的に海が穏やかですが、風向きや潮の状況で波が高くなることも。
注意点:
- 船酔いしやすい人は酔い止めを必ず持参
- 小型ボートツアーは揺れやすい
- 前日にツアー会社へ「明日の海況」を聞くのがベスト
海がメインの旅行では、海況チェックは欠かせません。
● 都市部では渋滞が発生しやすい
セブシティは慢性的な渋滞エリア。
ベストシーズンは旅行者が増えるため、さらに混雑しやすくなります。
対策:
- Grab(配車アプリ)を必ず入れておく
- 空港移動は余裕を持って出発
- 朝夕のラッシュ時は移動を避ける
特にマクタン島 ↔ セブシティの橋は混雑の名所です。
● 夜の治安に注意(エリアによる差が大きい)
ベストシーズンで旅行者が多くても、夜の外出はエリア選びが重要。
注意すべき点:
- マンゴーストリート周辺は客引きが多く夜は避けたい
- 明るく人が多い場所(アヤラ・SM)は比較的安全
- Grabでの移動が基本(徒歩移動は避ける)
昼は安全でも、夜はトラブルが増えやすいので注意。
● 海だけでなく“体調管理”が大切
乾季はエアコン+乾燥で喉を痛めやすい時期。
対策:
- 常に飲み物を持ち歩く
- 就寝時にエアコンを強くしない
- のど飴を持っていくと快適
旅の満足度は体調管理に左右されます。
FAQ(よくある質問)

● セブ島のベストシーズンはいつ?
セブ島のベストシーズンは 12月〜5月の乾季。
晴天率が高く、海が穏やかで透明度が高いため、アイランドホッピングやシュノーケリングが最も楽しめる季節です。1〜3月はとくに快適で、初めてのセブ島旅行にも最適です。
● 雨季(6〜11月)は旅行できる?
雨季でも旅行は可能ですが、スコールや長時間の雨が増え、海の透明度が下がりやすくなります。
アクティビティ中止になる可能性もあるため、海目的の人には乾季がおすすめです。
● ベストシーズンの服装は?
基本は Tシャツ・短パン の南国スタイルでOK。ただし日差しが強いため、薄手の羽織りやラッシュガードもあると便利。
室内はエアコンが強めなので、冷えが気になる人は軽い上着を持ち歩くと快適です。
● 船酔いしやすいけど大丈夫?
乾季は海況が安定していて揺れが少ないため、船酔いしやすい人でも比較的安心してツアーに参加できます。
心配な人は酔い止めを前もって服用すると安心です。
● 子連れでも旅行しやすい?
セブ島はファミリー客に人気のリゾートで、プールやキッズクラブが充実したホテルも多く、子連れでも旅行しやすい環境です。
ただし暑さが厳しい時期(4〜5月)はこまめな休憩と水分補給が必要です。
● ベストシーズンは混み合う?
12〜4月は非常に人気が高く、ホテル・ツアー・飛行機の予約が埋まりやすくなります。
料金も高くなる傾向があるため、計画は早めがおすすめです。
■ まとめ
セブ島のベストシーズンは 12月〜5月の乾季。
特に 1〜3月は気候・海況・快適さのバランスが最高 で、海の美しさを存分に味わえる季節です。
一方で、6〜11月の雨季は天候が不安定になり、海の透明度が落ちたり、アクティビティが中止になることもあります。
どうしても雨季しか行けない場合でも、屋内施設やモールが充実しているため、旅行自体は十分楽しむことができます。
「海を楽しみたい」「美しい写真を撮りたい」「失敗したくない」という人は乾季の訪問がベスト。
気候の特徴を知ったうえで旅行時期を選べば、セブ島の魅力を100%楽しめます。

