ボホール島の南西に位置するパングラオ島は観光地として整備が進み、治安もフィリピンの中では非常に安定していますが、 人が集まる場所ではスリや料金トラブルなどの軽犯罪が発生することも。
この記事では、パングラオ島の最新治安情報や注意すべきエリア、安全に過ごすための実践的なポイントを詳しく解説します。
パングラオ島の特徴|ボホール観光の中心となる人気リゾート

🌴 パングラオ島とは?
パングラオ島(Panglao Island)は、ボホール島の南西部に位置する人気のリゾートエリアです。
透明度の高いエメラルドグリーンの海と白砂のビーチが広がり、観光客やダイバーにとっては“ボホール観光の拠点”として欠かせない存在です。
島全体がのどかで、騒がしい繁華街がないため、落ち着いた雰囲気の中で南国リゾートを満喫できるのが魅力です。
✈️ アクセスのしやすさ
2018年に開港した**ボホール・パングラオ国際空港(Bohol–Panglao International Airport)**によって、マニラやセブからの直行便が就航し、アクセスが非常に便利になりました。
空港から主要エリアのアロナビーチまでは車で約10〜15分と近く、到着後すぐにリゾート気分を味わえます。
交通渋滞も少なく、初めての旅行者でも安心して移動できます。
🏖 アロナビーチ|観光とグルメの中心地
パングラオ島で最も賑わうのが**アロナビーチ(Alona Beach)**です。
白砂のビーチ沿いにはホテル、レストラン、バー、カフェが並び、昼はダイビングやアイランドホッピング、夜は食事やお酒を楽しむ観光客でにぎわいます。
一方で、夜遅くになると酔客同士のトラブルや軽いスリ被害が報告されるため、深夜の一人歩きは避けるのが安全です。
🌊 アクティビティと見どころ
パングラオ島では、海と自然を満喫できるアクティビティが充実しています。
| アクティビティ | 特徴 |
|---|---|
| ダイビング | バリカサグ島をはじめ、世界的に有名なダイビングスポットが多数。ウミガメにも出会える。 |
| アイランドホッピング | バリカサグ島やヴァージンアイランドへの日帰りツアーが人気。 |
| シュノーケリング | ビーチからすぐにカラフルな魚やサンゴを観察できるスポットも豊富。 |
| サンセットバー | 夕暮れ時に海を眺めながらカクテルを楽しめる店が多く、ロマンチックな雰囲気。 |
どのアクティビティも安全に整備されていますが、天候によっては波が高くなるため、無理な出航を行う業者は避けるようにしましょう。
🏨 宿泊エリアと雰囲気
| エリア | 特徴 | 雰囲気 |
|---|---|---|
| アロナビーチ周辺 | 観光・グルメ・ナイトライフの中心地。利便性が高く、初心者にもおすすめ。 | 賑やか・活気あり |
| ドゥマルアンビーチ周辺 | 高級リゾートが多く、宿泊者以外は立ち入り禁止の施設も多い。 | 静かで落ち着いた雰囲気 |
| ボリオホ周辺 | ローカル色が強く、海辺の小規模宿が点在。静けさ重視の人に最適。 | のどか・自然豊か |
リゾートエリアでは24時間警備体制が整っており、治安面も非常に安定しています。
ただし、ローカルエリアや夜間の道路は街灯が少ないため、徒歩での長距離移動は避けましょう。
🛍 グルメ・ショッピング
アロナビーチ沿いでは、多国籍レストランや屋台が並び、フィリピン料理だけでなく、イタリアンや和食も楽しめます。
食事価格はローカル屋台なら100ペソ(約270円)程度からと手頃。夜になると屋台や露店が並び、屋外での食事が旅の醍醐味です。
ただし、財布やスマホを机に置いたままにしないなど、軽犯罪への注意は常に忘れずに。
🌅 パングラオ島の雰囲気
パングラオ島は、ボホール島よりも観光開発が進んでいる一方で、治安は安定しており、穏やかで平和な空気が流れています。
日中は明るく安全で、夜も観光客が多いアロナ通りは警察や警備員が巡回。全体的にのどかで、初めての海外旅行者でも過ごしやすい島です。
パングラオ島の治安事情(安全エリアと注意点)

🌴 パングラオ島の治安は全体的に良好
パングラオ島は、フィリピンの中でも治安が非常に安定しているエリアです。暴力事件や重大犯罪はほとんど報告されておらず、地元住民も観光客にフレンドリー。
観光業が島の主要産業となっているため、地域全体で安全管理の意識が高いのが特徴です。
ただし、観光客が多い場所ではスリ・置き引き・料金トラブルなどの軽犯罪が時々発生します。
油断して荷物を放置したり、値段を確認せずに利用するとトラブルのもとになるため、「観光地としての警戒心」は持っておくと安心です。
🟢 安全に滞在できるエリア
| エリア | 特徴 | 治安評価 |
|---|---|---|
| アロナビーチ周辺(Alona Beach) | ホテル・レストラン・カフェ・バーが集中。警備員が常駐し夜も比較的安心。 | ◎ |
| ドゥマルアンビーチ(Dumaluan Beach)周辺 | 高級リゾートが多く、宿泊者以外の立ち入り制限あり。非常に安全で静か。 | ◎ |
| ボリオホ・ビーチ(Bolod/Boaliojo area) | 地元の人が多いローカルエリア。昼間は安全だが夜は照明が少ない。 | ○ |
いずれのエリアも日中は非常に穏やかで、安全に観光が楽しめます。
特にリゾートホテルの敷地内は24時間体制のセキュリティが整っており、女性の一人旅や家族旅行でも安心して滞在できます。
🔴 注意が必要なエリア・時間帯
| 注意ポイント | 詳細 |
|---|---|
| アロナ通り(夜23時以降) | 観光客が多い繁華街。酔客同士のトラブルやスリがまれに発生。 |
| 港周辺(港・空港近く) | 客引きによる高額タクシーや非公式ツアー勧誘がある。 |
| 裏道・細い路地(ビーチ裏側) | 夜は街灯が少なく、人通りもほとんどない。女性の単独行動は避ける。 |
✅ 安全のポイント
- 夜の外出は22時前までに切り上げる
- 明るい通りや観光エリア内のみ移動する
- 知らない人からの勧誘には「No, thank you」ではっきり断る
- 現金は必要最低限+小分け保管
🌃 夜の雰囲気と注意点
パングラオ島の夜は南国らしく穏やかで、アロナビーチでは音楽と笑い声が絶えません。とはいえ、深夜になると店が閉まり、観光客が急に減って静かになるため注意が必要です。
特に、暗い路地やビーチ奥では照明が少なく、視界が悪いため、トラブル防止のためにも夜の散歩はホテル近くまでに留めるのが安全です。
🔸 安心して夜を過ごすコツ
- 宿泊ホテル周辺のバー・レストランのみ利用
- 飲酒後はトライシクルか送迎サービスで帰る
- 飲み物は常に目の届く場所に置く
🚕 交通と移動の安全性
パングラオ島の主要移動手段は**トライシクル(バイクタクシー)とGrab(配車アプリ)**です。
どちらも便利ですが、観光客料金を請求されることがあります。
トライシクルの相場:
アロナビーチ周辺の移動は 50〜150ペソ(約150〜400円) が目安。
料金交渉をせずに乗ると高額を請求されることもあるため、乗車前に金額を確認するのが鉄則です。
夜間は道が暗く、街灯のない場所も多いため、徒歩での移動よりもホテル手配の送迎車やGrabの利用が安全です。
🚔 観光警察とサポート体制
観光客の多いパングラオ島では、**観光警察(Tourist Police)**が巡回しており、アロナビーチエリアでは英語対応も可能です。
困ったことがあれば、ホテルスタッフやツアーガイド経由で警察に連絡を取るとスムーズです。
また、リゾートホテルにはセキュリティスタッフが常駐しており、万が一トラブルが起きても、現場での対応→通訳→通報までサポートしてくれます。
💬 まとめ:観光地としての治安は良好、基本を守れば安心
パングラオ島は、観光整備が進んでいるため非常に安全なリゾート地です。トラブルの多くは「うっかり荷物を放置」「料金確認を怠った」といった軽度なもの。
基本的な注意を守れば、女性一人でも夜の散歩を楽しめるほどの治安水準です。
- 夜は早めに帰る
- 現金は小分けで持つ
- 怪しい誘いは断る
この3つを意識すれば、パングラオ島での滞在は快適で安心です🌺
よくあるトラブルと対策(スリ・詐欺・交通・ツアー)

🧤 スリ・置き引き(Pickpocket / Theft)
発生場所:
- アロナビーチ周辺
- バー通り
- レストラン
- ビーチチェア付近
観光客が最も多く集まるアロナビーチでは、スリや置き引きが稀に発生します。
特に、ビーチで泳いでいる間に荷物を椅子の上に置きっぱなしにしたり、カフェでスマホをテーブルに置いたまま席を立つと狙われやすいです。
犯人は観光客を装うこともあり、外見で見分けるのは難しいのが実情。
✅ 対策
- バッグは体の前で斜め掛けにし、チャック付きのものを使用
- ビーチでは貴重品を最小限にし、防水ポーチにまとめる
- 飲食店では席を離れる前に荷物を手に取る
- リゾート施設では無料ロッカーを活用
💰 料金トラブル・ツアー詐欺(Overcharge / Fake Tour)
発生場所:
- 港周辺
- アロナ通りの非公式ツアーデスク
「アイランドホッピング格安ツアー」や「ウミガメ100%見れる」など、甘い言葉で誘う客引きには要注意。
実際は料金が途中で追加されたり、「天候が悪いから中止」と言って返金せずに逃げる悪質なケースもあります。
✅ 対策
- ツアーはホテルまたは公認代理店で申し込む
- 「現金前払いのみ」「レシートなし」は避ける
- 出発前に行程内容・料金・保険の有無を確認
- 不安なときはGoogleレビューの星評価をチェック
🚕 交通トラブル(Transport Trouble)
発生場所:
- トライシクル(バイクタクシー)
- 港
- 空港周辺
観光客向け料金を通常の2〜3倍で請求されるケースがあります。
特に夜間や空港周辺では「安い」と言いながら、目的地に着くと急に値段を釣り上げるドライバーも。
また、非公式タクシー(ナンバープレートなし)も存在し、中にはぼったくり目的の車も報告されています。
✅ 対策
- 乗車前に料金を交渉・確認する(目安:50〜150ペソ)
- **Grab(配車アプリ)**を利用すれば定額で安全
- 夜間はホテルの送迎サービスを利用
- 不明点は「How much?」と聞いてから乗る
🍹 飲食店・バーでのトラブル
発生場所:
- アロナ通り沿いのバー
- 海沿いレストラン
多くの店は健全ですが、一部観光バーでは高額請求やお釣りのごまかしが報告されています。また、酔っている観光客を狙って、知らない人に飲み物を奢られるケースも注意が必要です。
まれに、飲み物に異物を混入される被害もあるため、自分の飲み物から目を離さないことが大切です。
✅ 対策
- メニューの値段を事前確認し、支払い時にレシートをチェック
- 小額紙幣を多めに用意(お釣りミス防止)
- 飲み物を放置せず、渡されたら自分で受け取る
- 体調に異変を感じたらすぐホテルスタッフへ連絡
💳 ATM・両替トラブル
発生場所:
- 空港前
- タグビララン市内
- 観光エリアの両替所
パングラオ島はATMが少なく、通信不安定でカードが戻らないケースがあります。
また、非公式両替所では「良いレート」と言いながら、紙幣を抜き取る・偽札を混ぜるといった手口も存在します。
✅ 対策
- 両替は公認両替所または銀行で行う
- ATMは昼間・明るい場所で使用
- 一度に大金を下ろさず、少額を複数回に分ける
- トラブル時はすぐに銀行スタッフやホテルへ報告
🛥 アクティビティ・ボートトラブル
発生場所:
- アイランドホッピング
- バリカサグ島
- ヴァージンアイランドツアー
一部の小規模業者では、悪天候でも出航を強行する場合があります。
ライフジャケットが足りない、船の整備が不十分など、安全管理が徹底されていないツアーも存在します。天候が急変することもあるため、出発前の確認は必須です。
✅ 対策
- 出航前に船の状態・天候・ライフジャケット有無を確認
- 不安を感じたら、出航を断る勇気を持つ
- 防水バッグでスマホ・貴重品を保護
- 保険付きのツアーを選ぶと安心
💬 まとめ:意識を少し高めるだけで安全に楽しめる
パングラオ島でのトラブルの多くは、軽犯罪や観光客の不注意が原因です。
大きな犯罪はほとんどなく、注意をすればほぼ防げます。
覚えておきたい3つの鉄則
1️⃣ 値段は必ず確認してから払う
2️⃣ 夜の外出は早めに切り上げる
3️⃣ 不審な誘いは即「No, thank you」
この3つを守るだけで、パングラオ島は“安心して過ごせる南国の楽園”になります🌴✨
FAQ|パングラオ島の治安に関するよくある質問

Q1. パングラオ島は夜でも歩いて安全?
観光客が多いアロナビーチ周辺(22時頃まで)なら比較的安全です。ただし、深夜(0時以降)は人通りが減るため、徒歩での移動は避けましょう。
夜間はホテルの送迎サービスやGrabを利用すると安心です。
Q2. 女性の一人旅でも問題ない?
日中の観光やカフェ巡りは問題ありません。ただし夜のバーや暗い路地では、声かけや軽いナンパがある場合も。
露出の高い服装を控え、地元の人と同じ感覚のカジュアル服を意識しましょう。
Q3. トライシクルの料金トラブルを防ぐには?
必ず乗車前に金額を確認しましょう。アロナビーチ内の短距離は約50〜150ペソが目安です。
相場を知らないと高額請求されることもあるため、ホテルスタッフに**「どれくらいが相場?」**と聞いておくのがおすすめです。
Q4. 貴重品の管理はどうすればいい?
・現金は1日分+予備少額のみ持ち歩く
・パスポートはホテルの金庫に保管
・ビーチでは防水ポーチ+体の前持ちバッグが基本
スマホの盗難防止に、首掛けストラップ型ケースも便利です。
Q5. トラブルに巻き込まれたら?
アロナビーチには観光警察(Tourist Police)が常駐しています。
ホテルスタッフやガイドが通訳をしてくれる場合も多いので、まずは宿泊先へ連絡→警察・保険会社対応の流れでOKです。
軽いトラブルはその場で解決してくれることもあります。
🌺 まとめ|注意すればとても安全なリゾートアイランド

パングラオ島は、フィリピンの中でも治安が良く安心して滞在できるエリアです。
スリやトラブルはありますが、ほとんどが観光地共通の“軽い注意”で防げます。
🔑 安心して過ごす3つのコツ
1️⃣ 夜の外出は早めに切り上げる
2️⃣ 現金・貴重品は最小限&前持ち
3️⃣ 勧誘・呼び込みは笑顔で「No, thank you」
この3つを守るだけで、あなたの旅はぐっと安全で快適になります🌴✨
穏やかな波の音と南国の風を感じながら、パングラオ島の癒しの時間を思いきり楽しみましょう。

