フィリピン旅行の楽しみのひとつが「マッサージ」。
日本よりも料金が安く、リゾートや街中でも手軽に受けられるので、多くの旅行者が利用します。
しかし、施術が終わったあとに
「チップって渡したほうがいいの?」
「いくらくらいが普通?」
「どんなタイミングで渡すの?」
と迷う人がとても多いです。
この記事では、初めてフィリピンでマッサージを受ける人でも安心できるように、チップの文化・相場・渡し方を分かりやすく解説します。「これを読めばもう迷わない」レベルで詳しくまとめました!
フィリピンのマッサージではチップは必要?

まず結論から言うと、フィリピンではマッサージを受けたあとにチップを渡すのが一般的です。
ただし、「絶対に渡さなければいけない」という決まりがあるわけではなく…チップはあくまで
- 「ありがとう」
- 「気持ちよかったよ」
という感謝を伝えるためのものです。
現地のマッサージ師(セラピスト)は、チップが収入の一部として生活の支えになっていることも多く、少額でもとても喜んでくれます。
チップの相場はいくら?(店舗の種類別)

フィリピンではマッサージの料金が安いぶん、チップも日本人が想像するよりずっと少額でOKです。
以下の表が目安です👇
| 店舗タイプ | チップの相場 | 日本円の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ローカルマッサージ店(1時間200〜300ペソ) | 20〜50ペソ | 約50〜130円 | 庶民的なお店。チップは任意。 |
| モール内スパ/街スパ(400〜800ペソ) | 50〜100ペソ | 約130〜260円 | 旅行者が多く、チップ文化が定着。 |
| 高級スパ・ホテル内スパ | 100〜200ペソ | 約260〜520円 | サービス料が含まれていなければ必須。 |
👉 基本的な目安は施術料金の10〜20%程度。
「上手だった」「丁寧だった」と感じたら、気持ち多めに渡しましょう。

チップを渡すタイミングと渡し方

「どのタイミングで渡すの?」と迷う人も多いですよね。
実際には3つのパターンがあります👇
✅ パターン①:現金をセラピストに直接手渡し
一番シンプルで一般的な渡し方です。
- 支払いを済ませたあと、笑顔で「Thank you!」と言いながら渡す
- 金額は20〜100ペソ程度でOK
- 小さく折りたたんでさりげなく渡すのがスマート
💡ポイント:封筒やポチ袋に入れてもいいですが、直接でもまったく問題ありません。
✅ パターン②:カウンターで渡すタイプ(モール内スパなど)
マッサージが終わったあと、受付で支払う形式のお店も多いです。
この場合は、カウンターでチップを渡すか、レシートに「Tip」と書いてもらう方法があります。
- 会計時に「For therapist」と伝えて渡す
- お釣りがある場合は「Keep the change」と伝えるのもOK
✅ パターン③:ホテルや出張マッサージの場合
ホテルの部屋にセラピストが来る「出張マッサージ」は、
最後に現金を手渡しするのが基本です。
- 施術が終わってセラピストが帰る前に渡す
- 深夜料金や延長がある場合は、少し多め(100ペソ前後)
⚠️ チップで注意したいポイント

チップは「ありがとう」の気持ちですが、やり方を間違えるとちょっと失礼に見えることもあります。
以下のポイントに気をつけましょう👇
- 破れた紙幣・硬貨はNG。 → 新しい紙幣が好まれます。
- チップは必ずフィリピン・ペソで。 → 日本円は使えません。
- 小額紙幣(20・50ペソ札)を常に用意しておく。
- サービス料込み(Service Charge Included)の場合は不要。
- 支払い時に渡す方が自然。 → 帰り際よりスマート。
🌺 現地のリアルな印象

実際にフィリピンでマッサージを受けると、どのお店でもスタッフがとてもフレンドリーで笑顔が印象的です。
チップを渡すと、
- 「Thank you, ma’am!」
- 「God bless you!」
など、本当に嬉しそうにお礼を言われることも多く、その瞬間、こちらも気持ちが温かくなるはずです。
少額でも“気持ち”として伝えることで、お互いが心地よく終われる――それがフィリピン流のマナーです。
よくある質問(Q&A)
❓ Q1. チップを渡さないと失礼ですか?
A. いいえ、絶対に失礼というわけではありません。
ただし、観光客が多いスパでは「チップを渡すのが普通」になっているため、渡した方が印象が良く、気持ちよく終われます。
❓ Q2. 何人かで行ったとき、まとめて払ってもいい?
A. まとめて会計しても問題ありませんが、チップはそれぞれのセラピストに個別で渡すのがマナーです。
2人で施術を受けたなら、チップも2人分用意しましょう。
❓ Q3. クレジットカードで支払うときはどうすればいい?
A. クレジットカードで支払う場合も、チップは現金で渡すのが基本です。
お店によっては伝票に「Tip」の欄がありますが、ない場合は現金で手渡しましょう。
❓ Q4. 硬貨(コイン)でもいい?
A. 基本的に紙幣で渡すのがベターです。硬貨はあまり歓迎されない場合があります。
❓ Q5. サービスがいまいちだった場合も渡す?
A. 無理に渡す必要はありません。チップは“感謝の証”なので、納得できないときは渡さなくても問題ありません。ただ、少額(20ペソ程度)だけ置いていく人もいます。
❓ Q6. 日本円でも渡せる?
A. NGです。フィリピンでは日本円を両替できる場所が限られており、現地スタッフが困ってしまいます。必ず**フィリピン・ペソ(₱)**で渡しましょう。
❓ Q7. チップはいつ準備しておくのがいい?
A. 両替のときに、20ペソや50ペソ札を多めに用意しておくのがベストです。チップ以外でも屋台や交通など、細かい場面で役立ちます。
❓ Q8. チップを多く渡すと逆に変に思われない?
A. そんなことはありません。むしろ「日本人は丁寧で優しい」と好印象を持たれます。ただし、あまりにも高額(500ペソなど)は“お金持ちすぎる”印象になるので注意です。
🧘♀️ まとめ
- フィリピンのマッサージではチップは感謝の気持ちを表す大切な文化
- 相場は20〜100ペソ(約50〜260円)程度
- 手渡し・カウンター渡し・出張マッサージの3パターンがある
- チップはフィリピンペソの紙幣で、支払い時にスマートに
- 無理せず「ありがとう」の気持ちを形にすることが大切

