フィリピンの気候区分をわかりやすく解説|地域別の特徴と旅行ベストシーズン

フィリピン 気候区分

フィリピンは熱帯モンスーン気候に属し、年間を通して高温多湿な環境が続きます。しかし、地域によって雨季と乾季の時期が異なり、旅行のベストシーズンも変わります。この記事では、フィリピンの気候区分をわかりやすく解説し、エリア別の特徴や旅行計画のポイントを詳しく紹介します。

目次

フィリピンの気候区分とは?

フィリピン マップ

フィリピンは、東南アジアの中でも赤道に近い位置にあるため、年間を通して気温が高く「常夏の国」と呼ばれています。

しかし、実際には地域ごとに気候のタイプや季節の分け方に違いがあるのが特徴です。

国全体としては「熱帯性気候」に分類されますが、地形・海流・モンスーン(季節風)の影響によって、場所によっては乾燥期が長かったり、年間を通して雨が多かったりと、かなりの差が生まれます。

フィリピンの気候を理解する上で重要なのが、**ケッペンの気候区分(Köppen climate classification)**です。
この分類によると、フィリピン全土は主に以下の3つの熱帯気候に分けられます。


🌧️ 熱帯雨林気候(Af:Tropical Rainforest Climate)

熱帯雨林気候は、一年を通して高温多湿で雨が非常に多い地域です。

月間降水量が60mmを下回る月がほとんどなく、「雨季」「乾季」といった区別が曖昧です。

特徴:

  • 年間を通して平均気温は26〜32℃前後
  • 湿度が高く、1日の気温差が小さい
  • 雨はスコール状に短時間で降ることが多い
  • 植生は熱帯雨林が広がり、バナナ・ココナッツ・マンゴーなどの栽培に適している

代表的な地域:

  • ミンダナオ島南部(ダバオ周辺)
  • スリガオ・サンボアンガ・パラワン島西部など

これらの地域は台風の影響が少なく、年間を通じて観光や生活がしやすいエリアとして知られています。

特にダバオ市は「台風が来ない街」として有名で、穏やかな気候と豊かな自然環境から、フィリピン国内でも暮らしやすい都市として人気です。


☀️ 熱帯モンスーン気候(Am:Tropical Monsoon Climate)

フィリピンの大部分を占めるのが熱帯モンスーン気候です。この気候でははっきりとした乾季と雨季があり、季節によって降水量が大きく変わります。

雨季は主に6月〜10月で、南西モンスーン(ハバガット)によって湿った風が吹き、雨が多くなります。

乾季は11月〜5月で、北東モンスーン(アミハン)により乾いた空気が流れ込み、比較的過ごしやすくなります。

特徴:

  • 乾季と雨季の差が明確
  • 雨季でも午前は晴れて午後にスコールが多い
  • 気温は年間を通して高いが、乾季の朝晩は比較的快適
  • 台風の影響を受けやすい地域もある

代表的な地域:

  • マニラ首都圏・ルソン島中部・セブ島など

この気候区分の地域は観光や経済活動の中心であり、旅行計画を立てる際は季節選びが重要になります。
特にマニラでは12〜5月がベストシーズンとされ、6〜10月は台風シーズンのため注意が必要です。


🌾 熱帯サバナ気候(Aw:Tropical Savanna Climate)

熱帯サバナ気候は、フィリピンの中でも乾燥期が長く、年間の降水量が少ない地域に見られます。
雨季と乾季の区別が非常にはっきりしており、乾季にはほとんど雨が降らない月が続きます。

特徴:

  • 年間降水量が比較的少なく、空気が乾燥している
  • 植生は草原や疎林が多い
  • 昼間は非常に暑いが、夜は涼しいこともある
  • 農業では灌漑が重要になる

代表的な地域:

  • ルソン島北西部(イロコス地方など)
  • ネグロス島内陸部やミンダナオ島の一部

これらの地域は雨が少ない分、日照時間が長く農作物の栽培に適している反面、干ばつや水不足が問題となることもあります。


🌊 地形と海流による気候差

フィリピンは約7,000以上の島々から構成されており、海風・山脈・モンスーンの影響が非常に強い国です。

同じ島の中でも、山脈の風上側と風下側で気候がまったく異なることがあります。

  • **ルソン島西側(マニラ側)**は乾燥しやすく晴天が多い
  • **東側(ビコール地方など)**は太平洋からの湿った風を受けて雨が多い
  • **ビサヤ地方(セブなど)**は年間を通して穏やか
  • ミンダナオ島南部は台風の通り道から外れており、年間を通して比較的安定

また、太平洋高気圧エルニーニョ現象の影響を受ける年もあり、その年によって雨量や気温が大きく変動することもあります。


🧭 まとめ:フィリピンの気候を一言で言うなら

フィリピンは一見「常夏の国」ですが、実際には地域による多様な気候区分が存在する複雑な国です。

旅行者は「乾季・雨季」という2シーズンの違いだけでなく、訪れるエリアがどの気候区分に属しているかを知ることで、より快適で安全な旅を計画できます。

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フィリピンの季節区分:乾季・雨季・暑季の特徴

フィリピン 空

フィリピンは、1年を大きく「乾季(Dry Season)」と「雨季(Rainy Season)」に分けることができます。

ただし現地の人々の感覚では、「暑季(Hot Season)」という時期も存在し、実際には 乾季前半=涼しい時期、乾季後半=非常に暑い時期 という2段階構成になっています。

この3つの季節を正しく理解することで、旅行や滞在の計画をより快適に立てることができます。


☀️ 乾季(11月〜5月)|観光のベストシーズン

乾季は、北東モンスーン(アミハン)と呼ばれる涼しい乾いた風がフィリピン全土に吹く季節です。

特に12月〜2月は比較的涼しく、湿度も低く、年間を通して最も過ごしやすい時期とされています。

特徴:

  • 平均気温:25〜31℃前後(地域により差あり)
  • 湿度が低く、空が澄んでいる
  • 雨の日が少なく、観光・海・アクティビティに最適
  • 空港や観光地が混み合うハイシーズン(12〜4月)

この時期におすすめの過ごし方:

  • ビーチリゾート(セブ・パラワン・ボラカイなど)での海水浴やダイビング
  • 世界遺産巡り(バナウェの棚田、ビガンなど)
  • お祭りシーズン:1月にはシヌログ祭り(セブ)、アティアティハン祭り(カリボ)などが開催

注意点:

乾季後半の3月〜5月は日差しが強く、気温が35℃を超えることもあります。

紫外線対策や水分補給を忘れずに。特に屋外観光や移動の多い日には熱中症対策が必須です。


🌧️ 雨季(6月〜10月)|スコールと台風の季節

6月頃からフィリピンは「南西モンスーン(ハバガット)」の影響を受け、湿った風が多くの地域にもたらされます。

この時期は**午後のスコール(短時間の強い雨)**や、時に長く続く雨の日も見られます。

しかし「一日中雨が降る」ということは意外と少なく、旅行ができないほどではありません。

特徴:

  • 平均気温:26〜33℃前後(湿度が高い)
  • 午後〜夕方にスコールが発生することが多い
  • 台風シーズンで、特にルソン島北部は影響を受けやすい
  • 緑が美しく、自然観光には最適

この時期におすすめの過ごし方:

  • スパやショッピングモールなど屋内観光
  • **地方リゾート(セブ・ボホール・ダバオなど)**は台風の影響が比較的少なく、雨季でも訪問可能
  • ホテルのオフシーズン割引が狙い目

注意点:

  • 台風は主に7月〜9月に集中し、フライトの欠航・遅延が発生することもあります。
  • 海が荒れる日もあるため、アイランドホッピングやボート移動は当日の天候を確認してから行動するのが安全です。
  • 湿度が高くカビや蚊が発生しやすいので、衛生・防虫対策を忘れずに。

🔥 暑季(3月〜5月)|フィリピンの真夏

現地ではこの時期を「夏(Summer Season)」と呼びます。

乾季の後半にあたり、年間で最も気温が高くなる期間です。マニラやセブでは最高気温が35℃前後、内陸部では40℃近くまで上がることもあります。

特徴:

  • 強烈な日差しと乾燥した空気
  • 雨がほとんど降らないため、海が透き通る
  • フィリピン人も夏休みシーズンに入り、観光地が混雑

この時期におすすめの過ごし方:

  • ビーチアクティビティの最盛期(ボラカイ・エルニドなど)
  • マリンスポーツやサンセット鑑賞に最適
  • **山岳地帯(バギオ・タグアイタイ)**など涼しい場所への避暑旅行も人気

注意点:

  • 熱中症リスクが高く、屋外での長時間滞在は避ける
  • 日焼け止め・帽子・サングラスなど必須
  • 現地では電力需要が増え、停電(ブラウンアウト)が起こることもあるため、宿泊施設の設備をチェックしておくと安心です。

🌏 季節ごとの地域差も知っておこう

同じ季節でも、地域によって降水量や気温の感じ方は異なります。

地域気候区分主な特徴
マニラ首都圏熱帯モンスーン気候乾季と雨季が明確。3〜5月は猛暑。
セブ島・ビサヤ地方熱帯モンスーン気候雨季でも晴れ間が多く観光可能。
パラワン島熱帯雨林気候寄り年中温暖で湿度が高い。乾季が観光に最適。
ダバオ(ミンダナオ島南部)熱帯雨林気候台風が少なく、通年安定した天気。

🌤 まとめ:旅行時期を決めるポイント

  • 快適さを重視するなら乾季(12〜5月)
  • 人混みを避けたいなら雨季(6〜10月)も狙い目
  • ビーチの透明度重視なら暑季(3〜5月)

フィリピンでは、どの季節にも魅力があります。

「行けない時期」ではなく、「何を目的に行くか」で最適なシーズンが変わります。自分の旅のテーマに合わせて、気候と季節を上手に選びましょう。

地域別の気候の違い

フィリピン 空

フィリピンは南北に長く伸びる島国で、約1,800kmもの距離にわたって7,000以上の島々が点在しています。そのため、同じ国の中でも「季節の感じ方」や「雨の降り方」「台風の影響」は地域によって大きく異なります。

ここでは、主要な観光地や都市を中心に、エリアごとの気候の特徴を詳しく見ていきましょう。


🏙 マニラ首都圏・ルソン島中部|はっきりした乾季と雨季があるエリア

フィリピンの政治・経済・文化の中心であるマニラ首都圏は、典型的な**熱帯モンスーン気候(Am)**に属しています。

乾季と雨季の差が明確で、11月〜5月が乾季、6月〜10月が雨季です。

特徴:

  • 年間平均気温:約27〜32℃
  • 乾季は快晴が多く湿度も低い
  • 雨季には午後のスコールが増え、7〜9月に台風が集中
  • 朝晩の気温差は小さいが、体感的に湿度で暑さを強く感じる

ベストシーズン:

✅ 12月〜5月(観光・ショッピング・シティ滞在に最適)

注意ポイント:

  • 7〜9月は台風が頻発。洪水による交通渋滞が起こることも。
  • 乾季後半(3〜5月)は猛暑日が続くため、屋外観光は午前中が◎

🏖 セブ島・ビサヤ地方|雨季でも旅行しやすい人気リゾートエリア

フィリピンの中央部に位置するビサヤ地方は、ルソン島とミンダナオ島の中間にあり、年間を通じて比較的安定した気候が特徴です。

特にセブ島は、雨季でも降水量が少なく「年間通して観光できるリゾート」として知られています。

特徴:

  • 年間平均気温:27〜33℃
  • 雨季(6〜10月)でもスコール中心で長雨は少ない
  • 台風の通り道から外れているため影響が小さい
  • 海水温が高く、1年中マリンスポーツが楽しめる

ベストシーズン:

✅ 12月〜5月(乾季の快晴が続く時期)
💡 ただし、雨季でも午前中は晴れ間が多く、観光に支障は少ないです。

おすすめポイント:

  • ダイビング、アイランドホッピング、ビーチリゾート
  • 雨季でもホテル料金が下がり、コスパの良い旅行が可能

🌴 パラワン島・エルニド・コロン|自然豊かで年間通して温暖

フィリピン西部のパラワン島は、ルソン島南端からミンダナオ島北部にかけて細長く延びる自然の楽園。

この地域は**熱帯雨林気候(Af)**に近く、年間を通して湿度が高く雨も比較的多いですが、乾季は穏やかで観光に最適です。

特徴:

  • 年間平均気温:26〜32℃
  • 乾季(12〜5月)は快晴続きで海が非常に美しい
  • 雨季(6〜11月)は雨が多いが、スコール中心で長雨はまれ
  • 台風の通り道からやや外れており、比較的穏やか

ベストシーズン:

✅ 12月〜5月(ダイビング・アイランド巡りに最適)

注意ポイント:

  • 雨季でも観光は可能だが、船の欠航やツアー中止が発生する場合あり
  • 湿度が高く、カビや虫が発生しやすいため宿泊環境を選ぶのがコツ

🌳 バギオ・タグアイタイ|避暑地として人気の高原エリア

標高が高いバギオ(約1,500m)やタグアイタイ(約600m)は、**「フィリピンの軽井沢」**とも呼ばれる避暑地です。

同じルソン島でも、これらの地域は平均気温が低く、湿度も抑えられています。

特徴:

  • 年間平均気温:18〜25℃前後
  • 乾季は冷涼で、朝晩は肌寒く感じるほど
  • 雨季には霧が多く発生し、幻想的な雰囲気に
  • 花や高原野菜の栽培が盛ん

ベストシーズン:

✅ 11月〜5月(特に12〜2月は気候が快適)

おすすめポイント:

  • 涼しい気候で快適に過ごせる
  • 都会の暑さから離れたい人に最適

🌿 ダバオ・ミンダナオ島南部|台風がほとんど来ない穏やかな気候

フィリピン南部のダバオは、赤道に近く、年間を通じて安定した気候を持つ地域です。

ここは熱帯雨林気候(Af)に属し、年間を通して高温多湿ながらも気候の変化が少ないため、住みやすさで人気です。

特徴:

  • 年間平均気温:27〜32℃
  • 雨季と乾季の区別が曖昧
  • 台風の通過が極めて少ない(年間0〜1回程度)
  • 果物(ドリアン・マンゴスチンなど)の生産が盛ん

ベストシーズン:

✅ 通年(年間を通して観光・滞在可能)

おすすめポイント:

  • 安定した天候で計画が立てやすい
  • 山・海・滝・動物園など自然体験が豊富
  • 雨が降っても短時間で止むことが多い

🌏 まとめ:地域ごとの気候を知れば旅はもっと快適に

地域気候区分特徴ベストシーズン
マニラ首都圏熱帯モンスーン気候乾季と雨季が明確。台風の影響あり。12〜5月
セブ島熱帯モンスーン気候一年中観光可能。雨季でもスコール中心。通年(特に12〜5月)
パラワン島熱帯雨林気候湿度が高いが乾季は快晴続き。12〜5月
バギオ・タグアイタイ高原性気候涼しく快適。雨季は霧が多い。11〜5月
ダバオ熱帯雨林気候通年穏やか。台風がほぼ来ない。通年

地域ごとの気候を知ることで、旅行や長期滞在の計画が格段に立てやすくなります。

同じフィリピンでも「マニラでは暑くても、バギオでは上着が必要」ということも珍しくありません。

訪問先に合わせた服装やスケジュールを意識することで、快適にフィリピンを楽しめます。

フィリピン旅行のベストシーズンまとめ

フィリピン 天気

フィリピンは一年中暖かい国ですが、旅行の目的や訪問エリアによって最適な時期は異なります。

ここでは、観光・ビーチ・都市観光などの目的別に「おすすめの季節」を整理しました。

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☀️ 総合的なベストシーズン:12月〜5月(乾季)

フィリピン全体として、乾季にあたる12月〜5月が最も旅行に適しています。

この時期は降水量が少なく、海も穏やかで透明度が高く、観光・アクティビティ・島巡りなどすべての面でベストな条件が揃います。

この時期の特徴:

  • 快晴が多く、湿度が低い
  • 海の透明度が高く、ダイビングやシュノーケリングに最適
  • フェスティバル(シヌログ、アティアティハン、パナグベンガ)などが多数開催
  • ホテルや航空券はハイシーズン料金(早めの予約が◎)

🌧 雨季でも楽しめる時期:6月〜10月(スコール中心)

雨季といっても、一日中降り続くわけではありません。

多くの場合、午後に短時間のスコールがあるだけで、午前中は晴れていることがほとんど。そのため、「観光費用を抑えたい」「人混みを避けたい」旅行者には雨季もおすすめです。

メリット:

  • 航空券・ホテルがオフシーズン価格
  • 緑が最も美しく、自然景観が映える
  • 人気リゾート地でも人が少なく、静かに過ごせる

注意点:

  • 台風が発生しやすいのは7〜9月(特にルソン島北部)
  • 屋外アクティビティは当日の天気確認が必須

🔥 暑季(3月〜5月)は海のベストコンディション

この時期は気温が最も高く、海水温も上昇するため、マリンアクティビティを楽しみたい人に最適です。

特に4月は多くの地元の人々も夏休みを取り、国内旅行で賑わう季節です。

おすすめエリア:

  • ボラカイ島・パラワン島・セブ島:透明度抜群のビーチリゾート
  • バギオ・タグアイタイ:避暑地で涼しく快適に過ごせる

注意点:

  • 強い日差しと高温。外出時は必ず日焼け対策を。
  • エアコン付きの宿泊施設を選ぶと快適。

よくある質問(FAQ)

フィリピン

Q1. フィリピンは一年中泳げますか?

はい。海水温は常に26〜30℃前後で、どの季節でも海水浴やダイビングが可能です。

ただし、雨季(6〜10月)は波が高い日があるため、ボート移動や島巡りの際は注意しましょう。


Q2. 台風の影響を受けにくい場所はどこ?

南部のダバオや中部のセブ島は比較的安全です。台風は主にルソン島北部〜東部(ビコール地方など)を通過します。


Q3. 雨季の旅行は避けるべき?

いいえ。雨季でも午前中は晴れることが多く、観光は十分可能です。雨季限定の自然の美しさ(滝や緑の発色など)も魅力的です。

ただし、登山・離島ツアーは天候を見て調整しましょう。


Q4. フィリピンで一番暑い時期はいつ

4月〜5月が最も暑く、マニラでは体感温度が40℃近くになることもあります。

屋内観光や高原エリア(バギオなど)を選ぶのがおすすめです。


Q5. 気温の変化はありますか?

年間を通して気温の変動は小さいですが、標高の高い場所(タグアイタイやバギオ)は朝晩冷え込みます。

薄手の羽織りを1枚持っていくと安心です。


🧭 まとめ:目的に合わせて“ベストシーズン”を選ぼう

フィリピンは「常夏」といっても、地域や季節によって快適さや楽しみ方が異なります。

  • ビーチを楽しみたいなら乾季(12〜5月)
  • 静かに自然を満喫したいなら雨季(6〜10月)
  • 暑さを避けたいなら高原リゾート(バギオ・タグアイタイ)

台風や雨を気にしすぎず、目的に合わせたプランを立てれば、どの季節でもフィリピンの魅力を最大限に味わえます。

気候を理解することが、最高の旅の第一歩です。

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