ダバオ市には、外務省の危険情報「レベル1:十分注意してください」が出ています。「危険情報の対象外」「昼間なら問題ない」とは判断できません。この記事では、公的情報をもとに、市内での過ごし方、近郊へ移動するときの確認事項、緊急時の連絡先を整理します。
情報確認日:。確認時点の外務省の現行危険情報は2024年12月19日付です。旅行前と滞在中に原典の更新を確認してください。
ダバオ市とミンダナオ地方の危険情報

ダバオ市はミンダナオ島の都市です。同じミンダナオ地方でも危険レベルは地域によって異なり、市内の状況を島全体に当てはめることはできません。
| 対象 | 確認時点の危険情報 | 計画時にすること |
|---|---|---|
| ダバオ市 | レベル1:十分注意 | 市内の注意喚起と、宿泊先までの移動を確認する |
| ミンダナオ地方の他地域 | レベル1・2・3が混在 | 訪問先の市・町と途中の経路を地図で照合する |
| レベル2の地域 | 不要不急の渡航中止 | 観光など急を要しない訪問を計画しない |
| レベル3の地域 | 渡航中止勧告 | 渡航を取りやめる |
対象地域の正式な区分は外務省の危険情報詳細で確認できます。ダバオ発の日帰り旅行や陸路移動も、目的地の名前だけで判断せず、通過する州・市・町を確認しましょう。
「最も安全な都市」という評判だけで判断しない

都市の評判や旅行者の感想だけでは、犯罪に遭う可能性を比較できません。本記事では、調査条件を確認できない安全指数、出典不明の口コミ、他都市より被害が少ないという比較を判断材料にしていません。
実際に、在ダバオ日本国総領事館は2025年2月26日午前、市内の質屋で武装強盗が発生したと公表しています。これは過去の一事例で、現在の犯罪率を示す数字ではありませんが、「昼なら被害は起きない」という前提は置けません。総領事館の注意喚起(2025年2月27日)
宿泊先と移動を決めるときのチェック項目

宿泊先は地区名だけで選ばず、滞在中に必要な移動まで含めて比べると、準備すべきことが見えてきます。予約前に次の項目を宿へ確認してください。
- 到着時刻:深夜到着でも受付できるか。空港で会う場所と送迎担当者を確認できるか。
- 出入口と客室:外部の人の出入りを管理しているか。客室の鍵、窓、貴重品の保管方法を確認できるか。
- 食事と帰路:夜に長い徒歩移動をしなくて済むか。外出前に帰りの車と乗車場所を決められるか。
- 連絡手段:フロントに連絡できる時間、通信が使えないときの連絡方法を控えられるか。
ホテルが手配する送迎や配車サービスを使う場合も、乗る前に車両と運転手、目的地、料金条件を確認します。アプリを使うこと自体が安全の保証になるわけではありません。空港や繁華街では、予約内容を確認できない客引きについて行かず、宿や案内窓口に相談しましょう。
一人旅・夜の外出で準備しておくこと

性別や時間帯だけで安全を判断せず、単独での移動が増える一人旅では、行程と宿の連絡先を家族などに共有しておきましょう。夜の徒歩移動や、人通りを確かめられない近道を予定に入れないことも、計画段階でできる対策です。
- 地図や配車の操作は、路上に立ち止まり続けず、店内や宿の受付など落ち着いて確認できる場所で行う。
- 財布、スマートフォン、予備の連絡先をひとまとめにせず、荷物を席や足元に置いたまま離れない。
- 初対面の人から誘われても、予定外の場所や車へ安易に同行しない。
- 宿の住所、保険会社、公館の連絡先は、スマートフォン以外にも控える。
こうした対策の参考になるのが日本大使館の犯罪被害に関する注意喚起です。同資料の被害事例はマニラ首都圏等についての情報であり、ダバオ市の犯罪件数に読み替えてはいません。
被害に遭ったとき・緊急時の連絡先

強盗に遭ったときは、抵抗や犯人の追跡をせず、生命を優先します。バッグに急に手を伸ばす動作も、反撃と誤解されるおそれがあります。安全を確保してから警察へ連絡してください。ダバオ総領事館による対処の説明
| 連絡先 | 電話番号 | 用途 |
|---|---|---|
| 警察・消防・救急 | 911 | フィリピン国内での緊急通報 |
| 在ダバオ日本国総領事館 | 国内:082-221-3100 / 082-221-3200 国外:+63-82-221-3100 / +63-82-221-3200 | 日本人の事件・事故、旅券紛失などの相談 |
番号は外務省の連絡先案内と在ダバオ日本国総領事館で確認しました。電話が使えない場合は、近くの店や宿のスタッフに通報を手伝ってもらってください。
- 盗難後は、警察へ被害を届け出る。宿に最寄りの警察署や手続きの確認を頼む。
- カードをなくした場合はカード会社へ連絡し、利用を停止する。
- 旅券の紛失やけがなど、帰国・滞在に影響する場合は総領事館と保険会社へ相談する。
詳しくは総領事館の旅行者向け案内へ。出発前には保険の補償・連絡方法を確認し、たびレジで日本語の安全情報を受け取れるようにしておくと、渡航後の変更にも気づきやすくなります。
ダバオの治安についてよくある質問
ダバオ市は危険地域から外れている?
外務省の危険情報の対象です。確認時点ではレベル1です。渡航中止勧告のレベル3とは異なりますが、無条件に安全という意味ではありません。
女性の一人旅なら、昼の移動は問題ない?
昼間であることや性別だけで判断できません。到着・帰宅時の車、宿の受付、通信手段を先に用意し、予定や連絡先を信頼できる人と共有してください。
市外へのツアーなら任せてよい?
予約前に目的地と経路を確認してください。ツアーとして販売されていても、外務省の危険レベルや保険の補償対象が変わるわけではありません。
参照した公的情報
危険情報や連絡先は変更されることがあります。この記事の情報確認日は2026年9月19日です。

