フィリピン旅行の準備で多くの人が気にするのが「お金」です。この記事では、フィリピンの通貨「ペソ(Peso)」について、紙幣・硬貨の種類から両替のコツ、現金とカードの使い分けまで詳しく解説します。
はじめに

フィリピン旅行の準備で多くの人が気にするのが「お金」です。
現地の通貨は日本円と全く違うため、事前に種類や使い方を知っておかないと「どのお札が何ペソ?」「小銭は使えるの?」と戸惑ってしまうこともあります。
また、両替の場所やクレジットカードの使い勝手なども、旅行者が必ず直面するポイントです。
知らずに行動すると損をしてしまったり、最悪の場合はトラブルに巻き込まれることもあります。
この記事では、フィリピンの通貨「ペソ(Peso)」について、紙幣・硬貨の種類から両替のコツ、現金とカードの使い分けまで詳しく解説します。
旅行前にチェックしておけば、現地で安心して過ごせること間違いなしです。
フィリピンの通貨「ペソ(PHP)」とは

フィリピンの通貨は「ペソ(Peso)」で、補助単位として「センタボ(Centavo)」があります。
1ペソ=100センタボに相当し、表記は「₱」または「PHP」となります。
例えば、レストランのメニューやショッピングモールの商品には「₱150」と表示されていることが多く、これが150ペソ=おおよそ375円前後(1ペソ=約2.5円換算)となります。
旅行者にとってはこのレート感覚を覚えておくと非常に便利です。
為替レートの目安
- 1ペソ ≒ 約2.5円
- 100ペソ ≒ 約250円
- 1000ペソ ≒ 約2500円
もちろん為替は常に変動しますが、「100ペソ=だいたい日本のコンビニ軽食1回分」と覚えておけば現地で計算がスムーズです。
紙幣の種類とデザイン

フィリピンの紙幣はカラフルで、額面ごとに色やデザインがはっきり異なります。
旅行者でも慣れればすぐに区別できるのが特徴です。
- 20ペソ(オレンジ):初代大統領マニュエル・ケソン
- 50ペソ(赤):セルヒオ・オスメニャ
- 100ペソ(青):マニュエル・ロハス
- 200ペソ(緑):ディオスダド・マカパガル
- 500ペソ(黄色):コラソン&ニノイ・アキノ夫妻
- 1000ペソ(水色):独立運動に関わる英雄たち
紙幣は新旧が混在して流通しており、古いデザインでも基本的に使用可能です。
色分けが分かりやすいので、慣れると日本円よりも識別しやすいと感じる旅行者もいます。
硬貨の種類と使い方

硬貨は小さな買い物や交通機関でよく使われます。
- 1センタボ〜25センタボ:ほとんど流通しておらず、旅行者が手にすることは稀です。
- 1ペソ:日常的によく使う基本のコイン。
- 5ペソ:小さめの金色硬貨で、慣れないと1ペソと間違えやすい。
- 10ペソ:バイメタル(銀+金)の二色硬貨で識別しやすい。
- 20ペソ:比較的新しい硬貨で、20ペソ紙幣から置き換わってきています。
お釣りで細かい硬貨がどんどん溜まるので、コンビニや屋台で積極的に使うのがおすすめです。
両替はどこでする?おすすめの場所と注意点

フィリピン旅行者の多くが迷うのが「どこで両替するのが一番得か」ということ。
日本で両替
- 出発前に空港の銀行や両替所でペソを用意できますが、レートはあまり良くありません。
- 安心感はありますが「とりあえず現地で使う少額だけ」がおすすめ。
現地で両替
- 空港両替所:到着直後に便利。ただし手数料が高め。最初の交通費・食事代程度を交換するのが無難です。
- ホテル:フロントで両替可能ですが、レートは割高。安全性は高いので緊急時に利用可。
- 市内の正規両替所(Money Changer):観光客にも人気で、最もレートが良い。モールや繁華街に多くあります。
👉 注意:街中の非正規両替や個人による両替は絶対に避けましょう。偽札やごまかしのリスクがあります。
クレジットカード・キャッシュレス事情

フィリピンでは徐々にキャッシュレス化が進んでいます。
- 都市部や観光地:ショッピングモールやレストラン、ホテルではカード利用が一般的。
- 地方やローカル店:現金のみのケースが多い。
- キャッシュレスアプリ:GCashやPayMayaが現地で普及中。ただし旅行者は登録に制限があり利用しにくい場合があります。
👉 旅行者におすすめなのは「大きな支払いはカード、小さな支払いは現金」という使い分けです。
旅行者へのお金管理のコツ

治安面も考慮すると「お金の持ち方」も重要です。
- 現金は分散して管理(財布・マネーベルト・ホテルのセーフティボックス)
- 必要以上の現金は持ち歩かない
- 小額紙幣を多めに持つとタクシー・屋台で便利
- 両替レシートは必ず保管(トラブル時の証明になる)
👉 特にマニラやセブではスリも多いため、「財布を一つにまとめない」が鉄則です。
まとめ

フィリピンの通貨は「ペソ(PHP)」で、紙幣や硬貨の種類を把握しておけば現地での支払いもスムーズです。
両替は現地の正規両替所をメインに、到着直後用の少額だけ空港で用意すると安心。
都市部ではカードも便利に使えますが、ローカルエリアではまだまだ現金が必須です。
事前に通貨事情を理解しておけば、不安なく旅行を楽しむことができます。
「知って安心、行って感動」 の旅を、ぜひフィリピンで体験してください。